中野区は、10階建ての大型複合商業施設中野ブロードウェイで非常に有名な街ですが、中野区は一度中野駅周辺を離れると閑静な住宅街が広がります。
その中でも学生の街としても知られる高田馬場がある西武新宿線沿線の鷺ノ宮と野方エリアの特徴についてご紹介します。
賃貸経営の際の参考にしてください。
■鷺ノ宮エリアについて
鷺ノ宮駅は西武新宿線の駅ですが、新宿まで18分ほどでアクセスでき、新宿線の高田馬場駅で乗り換えることで渋谷や池袋などにも行けるので通勤や通学にも便利です。
ただ、駅周辺は非常に落ち着いた環境があり、閑静な住宅街で形成されたエリアとなっています。
駅周辺にある中杉通りに数々の地元の商店が点在しており、日用品の買い物やちょっとした外食は可能です。
ただし外食は個人経営のお店は商店会にありますが、大型チェーン店は駅周辺に少なめなので普段から外食に頼っている方にとっては多少不便に感じることや物足りなさを感じられることもあります。
また、鷺ノ宮駅周辺には図書館や体育館といった公共施設が集まっているのも特徴で、駅前には交番もありエリア全体が閑静な住宅街ということもあるために治安も非常に良く女性の一人暮らしや小さなお子様がいらっしゃるファミリー層にも安心です。
長く住んでいる高齢の方や学生が多く住まう街であり、家賃相場も安いので学生にも人気があります。
■野方エリアについて
野方駅も西武新宿線の各駅停車駅であり、鷺ノ宮に比べると人通りが多く賑わいを見せる街です。
西武新宿線沿線において上石神井と並び栄えているエリアとして有名な街です。
駅前には非常に活気あふれる5つの商店街が集まった野方商店街があり、下町情緒あふれる昔ながらの街並みが広がります。
ただ、いったん路地に入ると閑静な住宅街が広がる街であり、ファミリー層にもおすすめです。
駅近くにはホームセンターやドラッグストアもあり、さらに商店街の中には複数のスーパーが点在し、青果店や惣菜店、服飾店、精肉店、魚屋などの地元密着型の個人商店も豊富にあるため日常の買い物であれば困らない立地です。
しかもスーパーは駅の北側にある西友が24時間営業となっているため、バイトで忙しい学生や仕事の帰りが遅いサラリーマンにとっても便利な環境があります。
ただし、大型商業施設は少ないので都心部へ出なければなりませんが、新宿までのアクセスも電車1本で可能ですから問題ありません。
また、飲食店も個人経営のお店も大手有名チェーン店のお店も豊富にあるので、外食メインで暮らしている単身者にもおすすめです。
野方エリアは、都道最大規模を誇る環七通りが走っていることもあり、場所によっては車の走行音などが気になる地域もあるでしょう。
野方駅は、西武新宿駅まで16分、高田馬場駅まで12分でアクセスできるため、通勤や通学に便利です。
西武新宿線は高田馬場が通っていることもあるので、学生にも人気があります。
駅前は人通りが多いために自転車窃盗などはありますが、比較的そのほかの犯罪率が非常に少なく治安の良い街です。
そのため、女性の一人暮らしや学生の単身者の物件も人気が高くなっていますので単身向けの賃貸物件が豊富に用意されています。
中野や高円寺にもおよそ2、3km圏内となっているために自転車や徒歩でのアクセスも便利です。
路地を入れば街灯が非常に少ない閑静な住宅街が広がり、道もやや狭い箇所が多いので夜は暗い印象があります。
ただ、非常に落ち着いたエリアで治安も良いので、中野区内のエリアの中でも比較的に人気の高いエリアと言えるでしょう。
■家賃相場について
賃貸管理に向けて検討が必要なのが家賃相場です。
それぞれの家賃相場について今回ご紹介します。
鷺ノ宮エリアは、1R6.4万円、1K7.3万円、1DK8.6万円、1LDK12.6万円、2K8.9万円、2DK10.1万円、2LDK14.2万円、3K12.2万円、3DK11.9万円、3LDK15.6万円、4K13.8万円、4DK16.2万円、4LDK23.3万円となっており中野区の平均相場よりも格段にリーズナブルです。
野方エリアの家賃相場は鷺ノ宮同様、区内でも非常にリーズナブルな物件でありながらも、さらに買い物や外食に便利なスポットとしては穴場とも言える街です。
単身者特に学生にとっても人気のため、1Rや1Kであれば家賃相場よりも高めに設定されても良いでしょう。
ファミリー層にとっても便利で人気ですのでファミリー向けの物件も築年数の浅い物件であれば高めに設定されても借り手がつくことでしょう。
野方エリアの家賃相場をご紹介します。
1R6.4万円、1K7.2万円、1DK8.5万円、1LDK12.2万円、2K8.6万円、2DK10.8万円、2LDK14.8万円、3K11.3万円、3DK13.6万円、3LDK19.3万円、4LDK26.2万円、5K以上29.3万円です。
