中野区は、東京23区のうち西部に位置し、中野のシンボル・中野ブロードウェイでも有名な区です。
中野ブロードウェイは区の繁華街でもある中野エリアに位置していますが、中野エリアのさらに北側に位置する沼袋・新江古田は落ち付いた街並みが魅力のエリアです。
賃貸経営者の皆様に向けてぜひ沼袋・新江古田の特徴や家賃相場をご紹介しますのでぜひご参考ください。
■沼袋エリアについて
中野駅より北側に位置する沼袋エリアは、中野駅と離れていることもあって静かな街並みで閑静な住宅街が広がっています。
北口周辺は、商店街があることもあって、スーパーやドラッグストア、商店などといって買い物に便利なエリアですし、人通りも日中は多めです。
ただ区の中心部・中野駅に比べてスーパーの数、そして何よりもコンビニが少なく深夜まで営業している店舗がないために、単身者の方にとっては利便性が良くない印象もあります。
飲食店もファストフードのチェーン店が多い印象ですので飲食店のバラエティは少なめです。
また住宅街も街灯が少ないために、夜道は非常に暗い印象で静かではあるものの、夜間の女性や子どもの一人歩きは少々危険ですので注意が必要となります。
ただ沼袋駅前には交番もあり、沼袋は繁華街ではないので凶悪犯や粗暴犯といった犯罪者はほとんどおらず、治安は比較的良いエリアと言えるでしょう。
また沼袋駅周辺は基本的に1戸建てのファミリー向けの戸建て住宅が多い印象の街ですので、沼袋エリアの賃貸物件はファミリー層に比較的人気がある街となっています。
特に南口周辺にはファミリー向け賃貸物件が集まっています。
23区内にいながらも自然あふれる広大な敷地の平和の森公園があり、周辺のファミリーやお子様の憩いの場としても親しまれているのです。
沼袋駅は、西武新宿線が乗り入れており、新宿駅までおよそ20分の立地にありますので通勤や通学にも便利です。
また、中野区役所までも沼袋駅から徒歩10分程度のエリアとなるため、役所での手続きなども非常に便利なエリアとなっています。
■新江古田エリアについて
新江古田駅は、都営大江戸線が通っており、新宿駅までは乗り換えなしで、16分でアクセスできますし、そのほかにも六本木や日本橋、大門などへのアクセスが良好なため、通勤に大変便利な立地です。
駅周辺にはコンビニやスーパーは少なめですが、複数ありますので日常の買い物には困ることがないでしょう。
ただし、ショッピングモールなど大型商業施設や商店街が一切ないため、ある程度の品揃えを求めるのであれば隣にある練馬などへ出向く必要があります。
また飲食店が駅周辺に非常に少なく、外食をメインとしている単身者のサラリーマンの方には少々不便に感じることでしょう。
ただし、やはり新宿へのアクセスが非常に良く、新江古田エリアは家賃相場も安く設定されているため、新宿に勤務されている方で家賃をできるだけ抑えたいという世帯には人気です。
単身者の賃貸物件が新江古田エリアは少なくなっており、ファミリー向けの物件が多いくなっています。
実際に新江古田エリアに住まうのはファミリー層が多い印象です。
繁華街でなく、深夜営業しているような店もほとんど少ないため、街の雰囲気も大変落ち着いており、中野区内の中でも治安は抜群に高くなっています。
中野の中でも端に位置していることもあって練馬のような下町情緒が漂う街です。
そのため、女性の一人暮らしや小さなお子様がいるご家庭にとって安全かつ安心で住みやすい街と言えるでしょう。
■沼袋エリア・新江古田エリアの家賃相場について
沼袋エリアは、中野エリアと隣接していながらも家賃相場は非常に安価に設定されている街です。
1Rであれば、6.6万円、1Kで7.9万円、1DKで8.5万円、1LDKで13.1万円、2Dで8.3万円、2DKで11.5万円、2LDKで15.3万円、3Kで11.6万円、3DKで22.3万円、4DKで18.8万円、4LDKで25.7万円、5K以上で21万円です。
既述の通り、ファミリー向けの物件が多く人気の街ですから、賃貸管理にあたって家賃を決定する場合は、ファミリー向けの物件は高めに設定していても借り手は見つかりやすいでしょう。
新江古田エリアは、全体的に家賃は安いほうなのですが、単身者向けの物件は非常に少ないエリアとなるため、1Rなどの単身者向け物件の家賃相場が高めになっています。
そのため、単身向けの物件は相場に近い家賃に設定されておくと借り手がつきやすいです。
1Rで6.5万円、1Kで7.5万円、1DKで8万円、1LDKで13.4万円、2Kで8.3万円、2DKで10.5万円、2LDKで15.5万円、3Kで11.4万円、3DKで12万円、3LDKで21万円、4Kで8.5万円、4DKで16.5万円、4LDKで25.8万円、5K以上で35.2万円になります。
