【中野区の賃貸経営】中野・東中野エリアの特徴や家賃相場

東京都の区部西部に位置している中野区は、武蔵野台地に位置しています。
今世界で大人気の日本のアニメ、そして漫画、コスプレなどにまつわったサブカルチャーを発信する拠点として有名ですが、そんな中野区の中で繁華街として栄える中野駅周辺、再開発が進みながらも落ち着いた雰囲気を見せる街・東中野駅周辺について、街の特徴やどのような方が部屋を借りるのかについてご紹介します。
ぜひ賃貸管理の参考になさってください。

■中野駅エリアについて

中野駅は、中野区の中心とも言えるエリアです。
総務線と東京メトロ東西線の2路線が乗り入れており、新宿方面や千葉方面へのアクセスが非常に便利な立地ですので通勤通学にも便利なエリアです。
新宿駅までは乗り換えなしで5分、東京駅までは乗り換えなしで、20分でアクセスできます。
なんとSUUMOの2020年住みたい街ランキング(関東全体)では、14位にランクインしているほど人気のエリアとなります。
駅周辺には、スーパーやコンビニの数が非常に多く、大型スーパーから個人商店に至るまで非常にバラエティ豊富なスーパーが集まっていますので、買い物には大変便利な立地です。
また、中野駅周辺は大型商業施設もあり、繁華街であることもあり、飲食店も非常に多い街ですので外食メインの方も暮らしやすい街となっています。
実際に、中野駅エリアに居住しているのは20代から30代までの若い世代の単身者が多く、賃貸物件を借りられる方も主要駅までのアクセスも良く、学生や単身者が特に多い街です。
また駅の西側には大学がいくつか集中しているので学生も多く集まります。
そのため、学生や単身者の賃貸物件のニーズが高いエリアと言えるでしょう。
中野駅エリアは街灯もたくさん設けられており、若い人が集まる街であるため、住宅街であっても夜間の人通りがあるので夜道も安心ですので女性の一人暮らしにも安心です。

■閑静な街が魅力の東中野エリア

中野駅の東に位置する東中野駅エリアは、中野駅に比べると落ち着いた印象を与える街並みです。
繁華街である中野駅、新宿駅にそれぞれ隣接しており、さらにそれぞれ自転車で簡単にアクセスできるような街なので、利便性は高くなっています。
ただその分商業施設は少ない印象です。
飲食店はありますが、中野駅に比べると非常に少なく、中高年の方が好むようなスナックや居酒屋が多いです。
小さな昔ながらの商店街には地元に密着した個人店が多く集まります。
また駅周辺は大型スーパーも点在しています。
タワーマンションが建設されるなど再開発の進んでいる街ではありますが、まだまだ賑やかな中野駅エリアと比べると静かで、閑静な住宅街が広がる街です。
閑静であるとはいえ、夜間も住宅街に街灯が設置されているので、夜道が暗いということもないので安心できます。
花見のシーズンになると神田川沿いが賑やかになる印象ですので、比較的都心のアクセスが良く落ち着いた環境で暮らしたいという方にぴったりの街です。
東中野駅は、東京メトロ大江戸線大江戸線、JR総務線が通っており、新宿からわずか4分、東京までわずか24分でアクセスできる好立地ではありますが、中野駅に比べると多少利便性には欠けるので中野駅の物件の方が単身者ファミリーも含め人気は高くなっています。
このほかにも大江戸線を使って六本木まで18分、汐留まで28分でアクセス可能です。
閑静な住宅街がメインということもあって、飲食店も少なく外食をメインとされている単身者よりも、落ち着いた環境で暮らしたいというファミリー層が物件を探されることが多いです。

■中野駅・東中野エリアの家賃相場について

中野エリアの家賃相場は、中野区内の中でも比較的家賃が高めの設定となっています。
駅周辺にスーパーなどの商業施設や病院なども多く便利なためです。
1Rが7.1万円、1Kが8.2万円、1DKが9.5万円、1LDKが15.2万円、2Kが9.5万円、2DKが12万円、2LDKが19.4万円、3Kが11.1万円、3DKが14.3万円、3LDKが21.1万円、4K・4DKが16万円、4LDKが25.2万円、5K以上が29.8万円となっています。
東中野エリアは、中野駅から北へ700mの位置に落合駅、南に1.3kmの位置に中野坂上駅があるため、徒歩圏内で複数の路線が可能になりますから非常に通勤や通学に便利なエリアです。
そんなこともあり賑やかで利便性の高い中野駅に比べても少々家賃が上がります。
1Rが7.3万円、1Kが8.9万円、1DKが9.9万円、1LDKが15.1万円、2Kが9.5万円、2DKが13万円、2LDKが19.6万円、3Kが10万円、3DKが16.1万円、3LDKが21.5万円、4Kが17万円、4DKが18.5万円、4LDKが36.7万円、5K以上が26.5万円です。
中野エリアの場合は、学生やサラリーマンと若年層の単身者に人気が高いため、単身向けの物件は高めの設定でも良いでしょう。
また、東中野エリアは単身者よりもファミリー層やDINKSに人気が高くなるため、ファミリー向けの物件は賃貸経営にあたって少々高めでも特に問題ないでしょう。
ただ、中野区は比較的ほかにも安い物件があるのであまりに家賃を平均比べて引き上げすぎると借り手がつかない可能性もあります。