豊島区での賃貸経営を検討しているマンション投資家にとっては、地域の実情がマーケティングの観点から気になります。
既に賃貸マンションを所有しているオーナーにとっては、安定的に賃貸管理をしていけるのか気になるところです。
ここでは豊島区の中でも大塚エリアに対象を絞り、どんな街で、どんな人が部屋を借りるのかや家賃相場をご紹介します。
■賃貸経営や賃貸管理で気になる豊島区大塚エリアはどんな街？
豊島区大塚エリアは新宿や池袋に近い場所でありながら、昔ながらの東京の下町風情が残る庶民的でホッとするエリアでもあります。
駅前の北口エリアは昔からの名残りを残す歓楽街が形成され、都内では手頃な料金で楽しめると人気です。
駅のプラットフォームからもキャバクラなどの飲み屋や風俗店、ラブホテルなどの看板が望めます。
一方、大塚駅の南口エリアは駅前こそ居酒屋などの飲み屋街が賑わいを見せますが、駅から少し離れると閑静な住宅街が広がっています。
駅からの道が夜でも明るく人通りが多かったので安心感があり、住宅地に入れば静かであることから、女性の一人暮らしも安心してできると評判が高いです。
大塚駅にはJR山手線と都電荒川線が通っているほか、少し歩けば新大塚駅から東京メトロ丸ノ内線も利用できます。
山手線で池袋に1駅、新宿へも5駅、渋谷へも8駅、上野駅へ7駅と近く、丸ノ内線を使えば東京駅まで15分と主要駅への交通アクセスも便利なエリアです。
大塚駅の南口にはバスのロータリーがあり、後楽園や上野御徒町、錦糸町方面の都営バスも利用できます。
ファミレスやチェーン店、コンビニの数も多く、行列ができる話題のおにぎり屋さんをはじめ、夜遅くまで営業している定食屋やお総菜屋も豊富です。
大塚駅の北口と南口の双方に24時まで営業しているスーパーがあり、残業で遅くなった場合やシフトが遅番といった方でも買い物も便利です。
サンモール大塚商店街には八百屋や肉屋、魚屋さや和菓子屋など昔ながらのお店が集結しており、今時のお店から下町風情漂う庶民的なお店まで充実しているのも魅力のエリアとなっています。
■賃貸経営や賃貸管理で気になる豊島区大塚エリアはどんな人が部屋を借りる？
池袋駅までは1駅、徒歩でも行ける距離にあります。
また、山手線で新宿へ10分ほど、渋谷にも20分足らずで行けるなど、交通の利便性に優れているうえ、家賃もお手頃で借りやすいことから、池袋や新宿エリアに職場がある社会人や、近隣の大学や専門学校に通う一人暮らしの方に人気です。
駅周辺エリアで生活に必要なものは一通り揃い、商業施設やエンターテインメント施設が充実した池袋も徒歩圏内なので、若い世代には特に暮らしやすいと人気があります。
遅くまで営業しているスーパーがあるほか、コンビニをはじめ、惣菜店や定食屋なども充実しているため仕事が忙しくて自炊ができない時でも、仕事帰りに気軽に利用できるので、大塚エリアは住みやすいと人気を集めています。
歓楽街や飲み屋街があるのが気になるところですが、逆に居酒屋やバー巡りが楽しめると、お酒が好きな方に人気です。
大塚エリアに暮らすことで、飲み歩いても終電を気にすることなく、仕事帰りはもちろん、休日でも気軽に飲みに行けるからです。
一方、女性にとっては夜遅く帰ってきても、駅前の人通りが多くてかえって安心できると評価されています。
住宅街へと歩く道もネオンやお店の明かりが照らされて、安心して帰れると意外に評価は高いです。
ただし、女性に選ばれているマンションはオートロック付きであることと、モニター付きのインターホンがあることなど、2階以上の部屋であることなど、セキュリティが整った賃貸物件が基本です。
■賃貸経営や賃貸管理で気になる豊島区大塚エリアの家賃相場
大塚エリアの賃貸マンション全体の平均家賃相場は10.35万円です。
間取りや広さ別では、1R～1Kのマンションで8.87万円、1DK～2DKで12.88万円、2LDK～3DKで19.04万円、3LDK～4DKで25.27万円、4LDK以上で32.48万円となっています。
新宿や池袋へのアクセスが優れたエリアとしては、比較的借りやすく、山手線沿線の隠れた穴場として人気があります。
スーパーや商店街、飲食店も充実しており、駅から10分前後歩けば、閑静な住宅街が広がっているため、学生さんや社会人の一人暮らしから、同棲中のカップルや新婚カップル、子育て中のファミリーにまで人気があるエリアです。
物件の間取りや広さ、オートロックやモニター付きインターホン、共用エリアの防犯カメラや宅配ボックスの有無などによって、家賃にも差が出て、入居のターゲット層も変わってきます。
これから賃貸経営を目指してマンションを購入するのであれば、ターゲット層を決め、得たい家賃を明確にして、広さや設備を踏まえたマンションを選ぶことがポイントになります。
