いろいろな空室対策で工夫を

空室対策でよく見られる方法

賃貸物件の空室対策には設備を充実させたり、敷金や手数料を減額したり、サービスの追加など、空室の多さが問題視されてからかなりの方法で対策が打たれています。

設備を増やすことや手数料を減らす、フリーレントなど家主さんが収益を減らしたりお金をかけたりするということが多いですが、資金的に余裕のある家主さんばかりではないですよね。

費用をかけることが難しい場合はペット可にすることなどもよくあります。ペット可にする場合はすでに居住している人すべてがペット好きということではないのでクレームや退去に繋がる可能性など多少のリスクを伴いますが、ペット可物件になると常識的に考えて補修費が通常よりも増えることが想定されますので、敷金や礼金をプラスしたり、契約書内に補修についての特約を入れたりすることができます。

賃貸経営は慈善事業ではないので物件を所有するだけで費用は必要ですし、賃料を下げるにも限界もあります。空室対策で出せる出費にも限界がありますよね。

管理会社に管理をお願いしていて自分自身の手間はあまりないと、必要だからといくら説明を聞いても出費が増え、請求される費用だけが目立って気に掛かることもあるかもしれません。入居者があってもなくても年々建物は古くなりますし、設備投資や建て替え、リフォームなどが必要になることは避けられません。

利益が上がらないのであれば売却ということを考えることもでてくるのではないかと思いますが、空室も多く人気のない地域の場合、売却するにも時間がかかる可能性は高いですし、納得の出来る金額で売れるかどうかが難しいところです。

住居として貸す以外の方法

ひたすら入居者募集をして何カ月、何年も待つという前に住居以外の方法で対策を決断されることがあります。

駐車場としての需要のある地域であれば建物を取り壊して月極駐車場にされる場合もあります。駐車場の場合は道路に面していることやある程度の土地の広さがあることが必要です。

他にはトランクルームや時間貸しルームなど住居以外の用途として貸す方法を選ばれることもあります。

建物を活かして個別の空間を増やしたり、取り壊してコンテナ式の貸し倉庫を置いたりなど出来る限り費用を抑える方法なのだと思いますが、いろいろな方法で行われています。作る時の初期投資は必要ですが、住居に比べると維持のための設備費用はかなり抑えられると思います。

立地条件などすべての場所に造ることができるわけではありまえんが、景気が悪くても物があふれている時代ですので、短期長期の利用に係わらず簡単に借りることが出来るトランクルームを利用する人は比較的多いようです。