空き室は東京都心でも起こる現象
東京のような人口が集まる主要都市は、今後も多くの人が集まることが予想されています。特に東京23区では通勤や通学に便利ということで一人暮らしをする人が他の地域に比べても多いです。
そんな人口の多い都心では、当然物件を借りる人も多いため、すぐに入居者が決まると思われがちですが、あながちそうではありません。
例えば、築年数が20年を超えた物件や駅から徒歩10分以上かかるような物件はなかなか入居者を見つけることができないのが現状です。
さらに近年は入居者の需要も多様化しているため、単なる駅チカ物件、賃貸料が安い物件をウリにするだけでは、入居者がなかなか集わないのも事実です。
マンションの賃貸管理を行っている大家や業者は入居者を獲得するためにさまざまな空室対策を行っています。
その中でも今回は、人口が多い都心ならではの「防犯対策」についてご紹介します。
空き室対策なら防犯システムの設置がおすすめ
防犯対策の整った物件とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
一番わかりやすいのは、防犯カメラでしょう。
24時間監視体制の整った防犯カメラを設置すれば、入居者も安心して出入りができますし、設置しているだけで空き巣やストーカーなどへの抑止力にもなります。
また、ドアや窓から住居への侵入を防ぐホームセキュリティの設置も効果的です。警備会社に守られている安心感もありますし、特に女性の入居者には需要があるでしょう。
また、最近は一般的になってきましたがモニター付きインターフォンも防犯対策には欠かせません。録画できる機能がついていれば、より喜ばれることでしょう。
防犯システムのメリット・デメリット
とはいえ、防犯システムというと、高額で設置するのも手間がかかるのではないかと懸念されるオーナーも少なくありません。
近年では、お手軽防犯カメラや月額制・レンタル制など低価格で設置できるものも増えてきており、費用を抑えながら簡単に工事ができます。例えば、SDカード録画式防犯カメラであれば、SDカードを差すだけで簡単に録画もできるため、オーナー自らが付け外ししやすいのもメリットです。
デメリットとしては、当然設備を増やすわけですから日頃の管理や機械のメンテナンスなどの負担は増えることになります。
防犯システムを設置する場合は、しっかりメリットとデメリットを理解し、それぞれの設置環境に見合ったものを選択し、効果的な空室対策を実施したいところです。