費用をかけない空室対策はあるのか
賃貸経営をしている家主さんの悩みといえば、空室だと思います。費用のかからない空室対策はあるのでしょうか。
所有物件に空室がある場合、どのような募集がされているのかを自ら確認されているという家主さんはどれくらいいらっしゃるのでしょう。
間取りや写真、条件を記載したシートを報告書と一緒に家主さんへ送付している管理会社もあると思うのですが、ネットでの募集が主となっている今は紙ベースの間取りなどが家主さんにとって参考になっているかどうかは難しいところです。ネットで自分の物件がどのように紹介されているのか、使用されている写真はどのようなものなのか、他社の物件と比較してどのように見えるのかということを自ら確認することが必要なのではないでしょうか。
管理会社のホームページ上の空室情報はもちろんですが、賃貸サイトに掲載されているのかどうかも重要です。
サイトへの登録や写真を上手く撮ってサイトへアップさせることなどは意外と手間のかかる仕事です。
ネットでの空室募集は管理会社がしっかりと自分の物件に関して努力しているのかどうかを判断する材料にもなると思います。
管理会社をチェックする
管理会社以外でも仲介業者が許可を得た上で写真を撮ってサイトへ登録してくれることもあります。
仲介業者のサイトの方が魅力的に見える傾向もありますが、仲介業者は広告料など収益につながる物件か、魅力的で集客につながる物件を紹介することが多く、どの物件でもやってくれるというわけではありません。空室になると他との差別化をはかるために、プラスアルファのリフォームの提案をしてくる管理会社も多いと思います。
賃貸の入居シーズンの時にはリフォーム業者も忙しいですし、管理会社も忙しいので急ぐことが優先されるので、時間のかかる提案はあまりないと思いますが、比較的余裕のある時期には管理会社も余裕があるので提案が多いようです。
費用をかけて入居が必ず決まるという保証があれば良いのでしょうが管理会社が保証してくれるということはありません。入居希望者よりも空室の方が多いのでどうしても他の物件より良いところをアピールして差別化するということを空室対策の第一として考えられてしまうようですが、費用をかけて設備を追加してもしっかりとアピールすることが出来なれば空室期間を短縮することは難しいかもしれません。
家主さんは費用をかけることを決断する前に、追加費用がかからない部分でやるべきことをやってもらえているのかを自らの目で確かめてはいかがでしょうか。
