【台東区の賃貸経営】蔵前・浅草橋エリアの特徴や家賃相場

賃貸経営を検討しているとき、台東区の蔵前・浅草橋エリアはどんな街なのか、賃貸需要はあるのか、気になるものです。
投資価値があるか検討するために蔵前・浅草橋エリアの特徴や家賃相場を見ていきましょう。

■台東区の賃貸経営・賃貸管理を目指したい!蔵前エリアはどんな街?

蔵前は下町風情が漂い、かつては町工場などの多いエリアでした。
近年では町工場なども残るものの、閑静な住宅街が形成されるようになっています。
すぐ近くに東京スカイツリーが誕生し、スカイツリーが見えるエリア、スカイツリーが近いエリアとして人気が高まるにつれ賃貸物件も増えてきました。
駅前エリアを中心に飲食店も増え、近年ではおしゃれなカフェやケーキショップなどが出店し、話題のお店としてメディアからの取材を受けるようになっています。
お隣の浅草橋は古くより問屋街として知られており、蔵前には問屋の倉庫なども多くありました。
近年、使わなくなった倉庫をリノベーションする動きが高まり、アーティストのアトリエに使われることやおしゃれな飲食店やカフェへと転身を遂げているのです。

■台東区の賃貸経営・賃貸管理を目指したい!浅草橋エリアはどんな街?

浅草橋は古くから続く問屋街で、調理機器や調理道具、食器など飲食業者が利用する設備をはじめ、飲食店のショーケースなどにディスプレイされる食品サンプルなどのお店も多いです。
また、アクセサリー材料などの手芸問屋も少なくありません。
古い昔は問屋街として飲食店経営者やプロの料理人などが訪れる地域でしたが、近年では一般の人に販売するお店が増え、日本人のみならず、外国人観光客が訪れてみたい注目のスポットの一つです。
日本人にも外国人にも人気の本物のように緻密な食品サンプルを買い求める人が多いのはもちろん、包丁やフライパンなどプロ仕様の調理器具を求める料理好きな人、和皿や箸などをお土産にする外国人などで賑わいます。
駅前エリアには飲食店などが多く、それに続いて問屋街が広がっているのです。
さらに駅から離れた地域には中小企業のオフィスが入った低層ビルや中層マンション、昔から残る一戸建ての住宅街などが形成されています。

■台東区の賃貸経営・賃貸管理で抑えておきたい!蔵前エリアではどんな人が部屋を借りる?

蔵前エリアは東京スカイツリーの誕生以降、東京スカイツリーに近いおしゃれなエリアとして人気を高めています。
都営浅草線を使って銀座や新橋、品川方面までアクセスができるため、銀座界隈のオフィスや飲食店、販売店などに勤務する一人暮らしの社会人に人気がある駅でもあります。
電車1本でダイレクトに通勤ができ、銀座などの都心部とは違い、庶民的な飲食店などがあって住みやすいほか、家賃に比して広い部屋が借りられるなどの好条件があるからです。

■台東区の賃貸経営・賃貸管理で抑えておきたい!浅草橋エリアではどんな人が部屋を借りる?

浅草橋は問屋街としての歴史を持ちますが、お隣駅の蔵前とは異なり、都営浅草線だけでなく、総武線も利用できる便利な場所です。
総武線は錦糸町や千葉方面、両国や秋葉原、東京、お茶の水、飯田橋や新宿へとつながっているため、これらの地域にオフィスや勤務先がある人の一人暮らしの場所やディンクス世帯の需要が多く見られます。
総武線1本で通勤がしやすく、エリアは庶民的で暮らしやすい、都心部へのアクセスもしやすいエリアであるためです。
浅草橋には学校もあるほか、総武線沿線上にも私立の小中高校や大学などが多いため、学生の一人暮らしや、児童や生徒のいる子育てファミリーにも需要があります。

■台東区の賃貸経営・賃貸管理で気になる!蔵前エリアの家賃相場は?

蔵前エリアの賃貸物件全体の平均家賃相場は11.2万円ほどです。
一人暮らし向けのワンルームでは9万円~10万円ほど、1LDKや2DKの物件では12万円~15万円ほどになります。
ワンルームや1LDKや2DKといっても、広めの物件が多く、一人でゆとりある暮らしをしたい方をはじめ、カップルでも十分に住める広さがある物件も多いです。
3LDKクラスのファミリー物件はあまり多くありませんが、貸すとすれば17万円~18万円ほどが家賃相場です。

■台東区の賃貸経営・賃貸管理で気になる!浅草橋エリアの家賃相場は?

浅草橋エリアの賃貸物件全体の平均家賃相場は13万円ほどです。
都営浅草線では蔵前駅のすぐお隣の駅ですが、総武線も使える分、アクセスに優れた立地として人気も上がるため、家賃相場もかなりアップしています。
一人暮らし向けのワンルームでは10.5万円ほど、1LDKや2DKの物件では16万円ほどになります。
2LDK~3DKで19万円~20万円、3LDK~4DKで25万円前後が家賃相場です。
ファミリー物件は決して多いわけではありませんが、蔵前に比べるとやや多くなっています。
ご夫婦で総武線沿線の都心部に通勤し、子どもは総武線沿線の私立学校に通うといったファミリーの需要が期待できます。