【北区の賃貸経営】田端エリアの特徴や家賃相場

田端駅は2019年に公開された新海誠監督の映画「天気の子」」に登場したロケ地として大きな注目を浴びたスポットです。
全国的にも認知度がアップしてきた田端エリアの家賃相場や特徴についてご紹介していきますので、賃貸経営時のご参考になさってください。

■田端エリアの特徴

田端エリアは、東京都23区の中で北区に属するエリアであり、区内の南に位置する田端駅中心に広がる閑静な住宅地が広がる町です。
田端駅は、JR山手線、京浜東北線の2路線が利用できる駅であり、乗り換えなしで池袋駅まで9分、新宿まで18分、渋谷駅まで25分、東京駅まで16分、品川駅まで29分でアクセスできるという非常に交通の便が良いエリアとなっています。
JR山手線の駅である割りには地味な印象があり、実際に1日の乗降客数は47,000人程度とJR東日本の駅の中でも乗降客数は少ない駅となっています。
基本的に田端駅周辺は下町っぽさが残る街であり、女性が好むようなおしゃれなカフェやお店は皆無と言えるでしょう。
その代わりに下町情緒あふれる商店街なども豊富にあります。
またコンビニやスーパーなどもありますので買い物スポットは比較的充実しているほうだと言えるでしょう。
まいばすけっと田端駅北店やマルエツ田端店であれば深夜0時まで営業されているので、帰宅時間が遅い方も安心です。
また、近年では田端駅北口にはアトレヴィ田端と呼ばれるショッピングモールがあり、開発も徐々に進められています。
成城石井やレンタルショップTSUTAYAなどが入っており、日常の買い物に必要なものは駅前でだいたい揃えることが可能です。
ただし、田端駅周辺では飲食店が非常に少ないことが挙げられます。
あるとしても駅直結のアトレヴィの中か駅近くのビルの中にファストフード店やファミレスなどのチェーン店が少しある程度です。
外食メインの暮らしで生計を立てている方にとっては、少々暮らしづらい環境ではあるでしょう。
西口から10分強の立地には都立駒込病院と呼ばれる大きな総合病院がありますし、そのほかにも病院が点在していますので、万が一の際も安心して暮らすことができます。
アミューズメントスポットは、都心に比べてはほぼないに等しいですが、田端には日本一小さく、日本一やさしい映画館として運営されているシネマ・チュプキ・タバタと呼ばれる映画館があります。
わずか20シートほどのこぢんまりとした映画館ですが、音響にこだわりを持った映画館で目や耳が不自由な方も楽しめるユニバーサルシアターとして地元民に親しまれているのです。
北区全体で言えることですが、北区には外国人の比率が高くなっており、特にミャンマーやネパールの方が多く住んでいますが、高齢化も進んでいる街ですので、高齢者も比較的目立ちます。
田端エリアの田端という名前は、田んぼの端っこに拓かれた村であったことからこのような地名になったと言われています。

■田端エリアの治安面は

田端エリアは、駅前にも街灯が少なく、さらに少し入ると住宅街が集まっていることから閑静な印象の街です。
繁華街ではないため夜道は明るくはないので不安な方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、警察が定期的に巡回をしていることもあり、比較的治安面は良い街で犯罪発生率も低い街です。
基本的に一戸建て住宅が多いエリアですが、近年は再開発に伴ってアパートやマンションなどの賃貸物件も多く建てられています。

■子育て環境も整っている街

田端エリアは幼稚園や小学校、中学校も豊富にありますし、北区では現在待機児童ゼロを目指していることもあって認可保育園も徐々に増えてきていることから、働くママたちの子育て環境は比較的整っています。
また、子どもたちが楽しめる児童館や公園なども複数設けられているのです。
噴水がある田端新町公園や遊具が充実した東田端公園などがあり、周辺に住まう子どもたちの遊び場として活用されています。

■田端エリアの家賃相場はどのくらい?

北区は比較的繁華街が多いような街とは異なり、家賃がリーズナブルということもあり、外国人の比重が非常に高いのが特徴です。
田端エリアの家賃相場をご紹介しますので、賃貸管理の際にお役立てください。
1Rの相場は8.1万円、1Kで8.7万円、1DKで9.8万円、1LDKで11.7万円、2Kで10.3万円、2DKで11.7万円、2LDKで14.1万円、3Kで12.7万円、3DKで13.9万円、3LDKで16.4万円、4Kで15.4万円、4DKで17.0万円、4LDKで20.5万円、5K以上で22.8万円になります。
田端駅の北側にはアパートやマンションが多く立ち並んでおり、単身者向けの物件が豊富にあります。
南側が戸建て住宅が多い印象です。
ファミリーにも人気ですが、近年は単身者にも交通の便が良いことから注目を集めています。
山手線の中でも知名度が低い駅であった田端駅が、2019年には大ヒット映画「天気の子」の予告動画の重要シーンに使われていたことでも若者からより注目を浴びています。
ニーズも若い世代から広がっていく可能性を秘めたエリアと言えるでしょう。