賃貸管理ソフトとは
賃貸物件を数回借りたことがあると言う方は、契約のたびに契約書を取り交わされていると思いますが、同じ書式の契約書だったということはほとんどないと思います。
契約期間や家賃などの必用な事項と、基本的な条文の記載はどの契約書にもありますが、その他は管理会社それぞれになっている部分も多く、ページ数も同じではなく、多いところもあれば少ないところもあります。コンピュータで管理される以前の時代は不動産会社が集まって出来ている協会などで書式を作成し販売されていたものを利用することが多かったので、多くの管理会社で同じ書式が利用されていて、それぞれの特約などは契約書内の追加記入ページに手書きで書き込みされていました。
コンピュータが利用されている現代、賃貸管理ソフトも多く販売されているので契約書の作成もパソコンでソフトを利用して印刷されています。現代はどのような業種でもコンピュータの力が利用されていて、多くのソフトが開発されていますので、賃貸管理も例外ではないということです。
家主さんの要望に応える
賃貸管理ソフトでは契約書作成だけでなく、家主さんや入居者、物件の情報はもちろん、請求書や精算書、クレームの管理などが一括で管理出来たり、簡単に出来たりするようになっています。コンピュータ化された初期のころはサーバーの容量などの問題もありましたが、クラウドサービスなどで容量の問題も問題にならないようになっているようです。
管理会社に依頼されている家主さんは確定申告時に毎月の精算書だけでなく年間精算表があると助かりますよね。
現在の市販ソフトは要望にも対応していますし、リース契約などのソフト会社は要望を言うとさらに追加でソフトを改善してくれたりもします。大手の不動産会社などは店舗も多く、独自のスタイルもありますので、独自でソフトを開発して利用していることが多いです。
家主さん側から見ると管理会社がどのようなソフトを利用しているかによって何が変わるかというと、家主さん用として手元にくる契約書ももちろんですが、精算書や報告書のスタイルが変わってきます。管理会社を変えることになった場合などには、契約前に説明や見本の提示はされるでしょうが、以前と書式が違う精算書や報告書のスタイルに戸惑うことがあるかもしれません。
中には自分の指示した書式で精算書作成を依頼する家主さんもいらっしゃいますので、改善してほしいことや追加で作って欲しい書式なども希望を出してみて下さい。
