オーナーにとって気になる管理手数料無料の秘密
賃貸物件のほとんどはその物件管理を管理会社に依頼するオーナーがほとんどです。
物件管理や入居者の募集など物件に関する面倒なことはすべてお願いして、家賃収入だけを受け取れるのですから、こんなに助かることはありません。
そのうえで通常は毎月費用が発生する管理手数料が無料の管理会社も存在するとなれば、オーナーとしてはなぜ無料になるのかが気になるのも無理はないでしょう。
通常は平均的な相場として5%
管理会社に賃貸物件の管理を依頼した場合、毎月管理手数料という費用が発生します。
管理会社によって手数料の率は異なりますが、だいたい3~8%の範囲となっており、平均すると5%といったところです。具体的な金額がいくらになるかは、委託する賃貸物件の規模によっても変動します。
例えば、家賃8万円の分譲マンション1部屋で管理手数料が5%だとすると、毎月の管理料は6,400円になります。1年間では76,800円の管理料を支払うことになります。もし2部屋お持ちの場合は単純計算で2倍の153,600円が管理手数料となるわけです。
この管理手数料が無料となれば、2部屋で年間15万円以上が自身の家賃収入にプラスされるため、不動産オーナーにとってはメリットしかありません。
管理手数料無料の管理会社の利益はどこから?
管理会社は賃貸物件の管理を仕事にしているため、管理手数料も利益の1つに含まれます。その管理手数料を無料にできるのはなぜかというと、そのほかに利益を上げる手立てがあるからです。
不動産業も営んでいる、別の事業を行っているなど、理由は様々ですが、これらが利益となって管理会社の運営を軌道に乗せているわけです。
また、入居者からの仲介手数料や入居者募集の際の広告費で収益を上げている会社もあります。そのため管理会社としては、管理物件さえ提供してもらえれば、これらの収入を発生させることができるため、管理手数料を無料にしても利益を得ることができるのです。
きちんと管理してくれるならやはり無料がお得
一方で、通常は5%前後かかる管理費が無料になるとあって、ずさんな管理になってしまうのではないかと不安になるオーナーもいらっしゃることでしょう。実際に、そういった管理を行う管理会社も存在します。そのような管理会社の場合には、管理業務の範囲が極端に限定されていて追加料金が発生するケースもあります。また、ずさんな管理で物件の価値を下げてしまい、無料はかえって損をするという見方もあります。
しかしながら、前述の通り、きちんとした収入源を持っている管理会社であれば、賃貸物件の管理運営において起こるさまざまな問題を適切に対処し、解決してくれます。
オーナーとして精神的・身体的負担を軽減する賃貸管理の委託ですが、毎月のコストが無料になるとなれば、オー