中央区日本橋・京橋エリアで不動産投資を検討している方、実際に購入して賃貸マンション経営を始めたオーナーさんが気になる、中央区日本橋・京橋エリアがどんな街で、どんな人が部屋を借りてくれるのか、収益源として重要となる家賃相場についてご紹介します。
■賃貸経営や賃貸管理で気になる中央区日本橋・京橋エリアはどんな街?
中央区日本橋エリアは東海道五十三次の発着点として、古くから栄えてきました。
歴史ある老舗店も多く、現在でも和装店や和菓子店、かつお節店やお茶・海苔店、かまぼこ店などが創業何百年という伝統を守っています。
飲食店の一部は昔ながらの店を構えているケースもありますが、多くの老舗店はビル化し、時代に合わせた新しい商品を開発するなどし、現代人や海外観光客のニーズも掴んでいます。
日本橋には古くより三越本店、高島屋もあり、近年ではコレド日本橋や三井タワーなど新たなショッピングスポットやグルメスポットも登場しました。
商業エリアでもありますが、全体としてはオフィス街であり、日本銀行をはじめ、金融機関や大手企業の本社、中小企業のオフィスもビル内にひしめいています。
京橋エリアは東京駅から徒歩圏でもあり、落ち着きあるオフィス街を形成しています。
中小企業をはじめ、弁護士事務所などの士業の事務所も多いエリアです。
全体的に見てお店などは少ないものの、古くから明治屋や千疋屋パーラーが営業を続けて、京橋エリアのランドマーク的な存在となっているとともに、オフィス街のビジネスパーソンの胃袋を支える飲食店やカフェなども多いのが特徴です。
■日本橋・京橋エリアのマンションの特徴
日本橋エリアは百貨店や大型高層複合ビル、オフィスビルなどが集まるエリアに加えて、古くから居を構えてきた方たちが今も暮らす住宅街も残されています。
住宅が多い地域を中心にマンションが増えています。
地主から土地を買い取ってディベロッパーがマンションを建築するケースのほか、家主が戸建てを建て替えて中層マンションやオフィスビルにするケースも少なくありません。
オーナーも部屋を有しているケースのほか、もっぱら賃貸に出して不動産収入を得ているケースもあります。
オーナー部分のエリアは住居スペース、それ以外のフロアはオフィススペースとして貸しているという複合タイプの中層ビルも多いのが特徴です。
相続などが生じてマンションや複合ビルが売りに出されるケースや資金繰りなどさまざまな事情から売りに出されるケースも増えており、不動産投資家に魅力的な物件もタイミングが合えば見つけることができます。
京橋エリアはオフィスビルが多いものの、近年はマンション物件も少しずつ増えてきました。
土地がら、SOHOにも活用できる、仕事場兼オフィスといった物件が多いほか、京橋エリアに会社や事務所を持つ経営者やビジネスパーソン、東京出張が多い方が出張時に居住するスペースとして、セキュリティが整った高級マンションも登場しています。
■日本橋・京橋エリアではどんな人が部屋を借りる?
日本橋エリアはオフィス街であるとともに、ショッピングにも便利なエリアであり、下町の人形町や浅草橋などにも近いことから、独身のビジネスマンやOLをはじめ、共働きの子育てファミリーにも人気があります。
近隣にある有名私立小中学校などに通わせるために、住まいを探して引っ越してくるファミリーも少なくありません。
一方の京橋エリアは京橋に職場を持つ経営者や弁護士、ビジネスマンなどシングル層や共働きのディンクス層に人気であるとともに、東京駅からすぐの立地であることから、東京出張が多い他地域に本社を構える経営者などのサテライト住宅として需要があります。
また、仕事場兼自宅というSOHOニーズも高いことから、SOHO利用可とすることで、よりニーズが高まるケースも多いです。
ただし、SOHO利用ができるかは、そのマンション管理組合の利用規約などにもよりますので、投資にあたっては事前に確認が必要です。
■日本橋・京橋エリアの家賃相場
中央区日本橋・京橋エリアの家賃相場は比較的高めです。
特に商業エリアやオフィス街内、そのすぐそばのエリアは高額でも借り手が見込めます。
広さや間取り、築年数によっても家賃相場は異なりますが、1LDKクラスで15万円前後、2LDKクラスの最新設備やセキュリティが整ったマンションとなれば、25万円~30万円、場所によっては40万円という物件もあります。
都心部であり、かつ、日中は仕事などで留守をする方が多いため、セキュリティが整い、宅配BOXなどの設備も充実したマンションの人気が高いです。
不動産投資として中央区日本橋・京橋エリアに物件を購入するのであれば、ハイクラスの物件を購入するほど高額の家賃収入が期待できます。
もし設備が整っていない場合であれば、リフォームや設備投資をし、それを踏まえたうえで家賃設定をするのも良いでしょう。