オーナーが実践する最適な管理会社の選び方とは
賃貸経営をする場合、よほどの知識や有り余った時間などがないと、自分で管理していくのは難しいものです。
近年はサラリーマンが不動産投資をしたり、主婦が相続したマンションなどを貸したりする機会も増えていますが、素人が賃貸経営で成功しているのも、賃貸管理で信頼できるパートナーを見つけているからです。
賃貸経営で成功している賢いオーナーが実践している最適な管理会社の選び方をご紹介します。
賃貸管理は大変な業務
不動産のオーナーとして賃貸経営をすることは不労所得などと呼ばれ、自ら働かなくても毎月、賃料が入ってくる理想的な稼ぎ方と言われることがあります。そのため、オーナーになったら左団扇で楽に暮らせると考える方もいますが、実際にはそうではありません。
オーナーのお仕事は意外に多く、しかも、その1つ1つが重たい場合も少なくありません。貸した物件で住宅設備が壊れるなど不具合が起きれば、修繕義務はオーナーにあります。極端な話、貸しているマンションの電球1つが切れても、オーナーに交換する義務があるのです。そうしたニーズにいちいち応えられるのは、同じ敷地内に住んでいる昔ながらの大家さんくらいではないでしょうか。さらに今の時代はゴミ屋敷問題や孤独死問題など、入居者の大きなトラブル対応にも追われかねません。そのため、知識が必要なのはもちろん、時間の余裕も必要ですし、緊急の状態や悲惨な状態にも耐えられる精神力なども求められます。ですから、オーナーの役割というのはそう簡単にこなせるわけではないのです。
信頼できる管理会社を見つけよう
オーナーの業務を肩代わりしてくれる業者が不動産管理会社です。
不動産賃貸を手掛ける会社が部門として手掛けている場合もあります。
その場合は入居者の募集から入居審査や賃貸契約の手続きもしてくれ、入居後の賃料の請求や修繕義務の対応、入居者や近隣住民からのクレーム対応、事故や事件、トラブルが生じたときに対応などもしてくれます。退去時の立ち合いやハウスクリーニングなども行ってくれ、次の入居者募集もしてくれるのが便利です。
他にも地域密着型、緊急時対応、家賃の未納があった時の対応など様々な観点から自分に合った信頼できる管理会社を見つけましょう。
賢いオーナーは当然コストも考慮する
空室リスクもフォローしてもらいたいなら、借上げ保証のサービスもおすすめです。賃料の一部を保証料として払うため、オーナーの手取りは少なくなりますが、入居者が決まらない間も毎月、安定的な賃料を管理会社が保証してくれます。手間もリスクも負いたくない賢いオーナーが選んでいる方法です。
一方、管理費に掛かる予算を抑えたい場合は賃貸管理のみを依頼して、賃料の一部を手数料として払うのも賢いやり方です。もっとも、最近は月々の管理手数料が無料のゼロ円賃貸管理もありますから、極力コストを抑えてより多くの不動産収入を得たいと考えるオーナーには適しています。このように賢いオーナーは不動産経営に掛かる月々のコストも考慮したうえで最適な管理会社を見つけているのです。