新型コロナウイルスは今も猛威を振るっていて、簡単には収束する気配がありません。
賃貸経営においてはコロナショックで、空室率が5%に上ってしまうとも言われています。
アフターコロナになってからも、生活の仕方は今までとは変わってしまう可能性もあります。
空室対策を行うためにも、今から何かしら対策を採っておきましょう。
こちらではさまざまあるマンションの中から選んでもらえるように、空室対策のコツなどを紹介していきます。
■空室対策のためにはアフターコロナを視野に入れておこう
新型コロナウイルスの影響で、今までは会社などに行って仕事をするのが普通でしたが、自宅で仕事をするようになりました。
そのため自宅で仕事がしにくい環境だと、不便に感じるようにもなったのです。
特にリモートワークでは、インターネットの存在が欠かせません。
今までパソコンは会社で使う程度で、ほとんど家ではスマホの契約しているギガ数でパケット代も賄えていた方もいるでしょう。
しかし自宅でパソコンを使用し仕事をするとなると、結構な容量を使うようになるのでWi-Fiの契約を考えるようになります。
今までの生活費にプラスインターネット代となってしまうと、賃貸マンションで暮らしている方にとっては負担になってしまうのです。
そこに目をつけて、無料インターネットの導入を考えてみましょう。
同じような間取りで同じような家賃の場合、ほかの点も比べてどのマンションを契約するか考えるようになります。
このときに仕事でも利用するインターネットが無料で使えるサービスが事前に付いている物件と付いていない物件があると、事前に無料で使い放題の物件が選ばれます。
住んでからも改めて契約をする必要もないですし、業者の人に開通の作業をしてもらう必要もなくなるからです。
自宅で仕事をする際や学校の授業をパソコンで受ける際にも、この無料インターネットの導入はおすすめです。
■騒音対策も重要になる
パソコンで仕事をするということは、自宅にいる時間が増えます。
今までは会社にいる時間やお付き合いで飲み会などに行っている時間など外で過ごすことが多く、1日のうち自宅に帰ってくるのは寝る間だけという方もいました。
しかしどこかに行くことなく自宅で会社の人と繋がり、リモートワークをするわけですので、騒音なども気になってきます。
賃貸マンションにはさまざまな人が入居するので、小さい子供がいる家族もいる一方で静かなところで仕事がしたい人もいます。
それぞれが安心して暮らすには、騒音対策が重要です。
どんなにきれいでも壁も薄く、騒音なども聞こえやすい環境の場合は敬遠されてしまいます。
そしてさらに少しの音でも聞こえてしまうような場合、トラブルの元にもなりやすいのです。
石膏ボードを二重張りにすることやほかの構造用合板のようなもので弱点を補いながら防音対策を行うのもおすすめです。
壁も重要ですが、床からも結構物音がしてしまい、薄いあるいは対策をしっかりと行っていないとクレームやトラブルの原因となってしまいます。
厚さが数ミリのクッションフロアやフェルト、遮音が可能なマットを組み合わせて極力音が聞こえにくいように対策を行っても良いでしょう。
車通りが多い場合、日中は人通りも多く賑やかな場所では、外からの音も気になります。
特に集中して仕事がしたいときには、普段休んでいるときには気にならない音も嫌になるでしょう。
防音サッシに変えても良いですし、二重サッシに変えて騒音対策をすると良いです。
自宅でのリモートワークは、新型コロナウイルスが落ち着きアフターコロナと呼ばれる時期になってからも続ける方は以前より多くなるでしょう。
■新型コロナウイルスで通販を利用する人が増えている
今までは通販をたまに利用する方でも、ほとんどお店に行って実物を目で確認してから購入していたという方も多かったかもしれません。
今は不特定多数の人が密集している場所を避けたいという思いもあり、宅配や通販を利用する方も増えています。
そういった方の中には、急に来るピンポンが面倒に感じている方もいます。
自宅で仕事をするようになり部屋に入るものの、宅配業者が来る時間帯にすぐに出られるように待機しているのは面倒です。
対策のため宅配ボックスを設置するだけで、このアパートやマンションに住みたいと思ってもらえます。
当然設置費用はかかりますが、この宅配ボックスが便利で住みやすいと思ってもらえたらそれ以上の利益になります。
自分の好きなタイミングで入居者が宅配ボックスまで頼んでいたものを取りに行けますので、いちいち宅配業者の人と対面する手間も省けるので喜ばれるでしょう。
■新型コロナウイルスの空室対策に欠かせないセキュリティ問題
住まいには安心感が重要で、特に部屋で過ごす時間が増えるとセキュリティも気になってしまいます。
安心した中で仕事や勉強がしたいですし、セキュリティがしっかりとしていればそれだけで落ち着きます。
特に女性が一人暮らしするときには、どのような防犯対策を行っているマンションかどうかを見ますし、多少高くても安心感を買えるならとセキュリティ対策しているほうを選ぶ方も多いです。
まずおすすめなのはTVモニター付きインターフォンになり、誰が来たのか姿をチェックしてから出られるのは安心です。
変な人だと感じたら居留守も使えますし、本当に知っている人のときだけ鍵を開けられます。
次に防犯カメラの設置をして、目で見てもしっかりとセキュリティ対策をしているというのをアピールしているアパートやマンションは選ばれます。
実際に防犯カメラが多数設置されていて、セコムなどの警備会社のステッカーが貼られている場合はそれだけでも犯人に対しても抑止となるでしょう。
防犯カメラはそんなに高いものではなくても大丈夫で、いくつか防犯対策をしているというアピールになるように設置しましょう。
そして最後におすすめなのがスマートロックがかけられるキーで、電子機器を使って鍵の開閉ができるので人気があります。
万が一出かけ先で鍵をかけたか不安になっても、遠隔操作でスマホなどから鍵がかけられるのです。
スマホをかざすタイプ、カバンに入れたままでもハンズフリーで反応するタイプなどがあり、中には音声認識で鍵を操作できるものまで揃っています。
さらに鍵だけでなく、スマホから操作すれば簡単にエアコンが付くものなどもあり、こういった機能があるアパートやマンションは人気が出ます。