品川区内にある五反田・大崎エリアはオフィスビルが建ち並んでいるオフィス街としてのイメージが強いエリアになります。
1982年に東京都は「東京都長期計画」においてこの五反田・大崎エリアを副都心と位置づけたことによって、再開発が大きく進められてきました。
今回は、品川区内で大変認知度が高い五反田・大崎エリアの特徴、住みやすさ、そして家賃相場など賃貸経営に役立つ情報をいくつかご紹介していきましょう。
■五反田エリアの特徴とは？
五反田は昔からビジネス街として栄えてきましたが、ビジネスマンが多く利用する飲食店も豊富に集まり、大人の歓楽街なども集まることから少々大人の男性向けの繁華街としてもイメージが強い方が多いのではないでしょうか。
そのために治安があまり良くないという印象をお持ちの方もいらっしゃいます。
しかし近年ではビットバレーの渋谷に続き、「五反田バレー」としてITベンチャー企業がここ数年で集まってきており、活性化が図られています。
ここ五反田にITベンチャー企業が集まった理由はなんといっても家賃の手頃さです。
渋谷に比べると家賃が安く、さらに交通の利便性も非常に高いことから若いITベンチャー企業たちがこぞって注目をしたからにほかなりません。
■五反田エリアの住みやすさ
五反田エリアは、街が活気づく中で駅に直結した大型ショッピング施設も開業されており、ショッピング施設が整ったことで生活を豊かにする環境が整いつつあります。
また、交通の便が非常に赤く、山手線、都営浅草線が通っているので新宿、渋谷、六本木、池袋などへも直通でアクセスできますので通勤や通学、買い物にも便利です。
駅前や駅東は歓楽街が多いため賑やかな印象がありますが、駅東には高級住宅街もあるためにファミリー世帯も多く住んでいるエリアです。
駅西は比較的治安が良いエリアとなっています。
■大崎エリアの特徴とは？
大崎エリアは、タワーマンションやオフィスビルが多く建ち並んでいるオフィス街でありながらも、閑静な住宅街としての面もある街です。
オフィス街が多くビジネスマンが平日に集まることから、駅周辺の飲食店もビジネスマン向けのお店が多く建ち並んでいます
大崎駅は山手線、埼京線、JR湘南新宿ライン、東京臨海高速鉄道りんかい線の4つの路線が通っており、都内の主要駅のみならず、横浜方面や埼玉方面へのアクセスが非常に便利になっています。
大崎駅より品川駅までは3分、渋谷駅まで6分、新宿駅まで11分、東京駅まで16分、池袋駅まで17分という好立地な場所です。
そのため、通勤や通学に利用される方も多くいらっしゃいます。
実際に大崎駅の1日の乗車人数はJRが17.3万人、りんかい線で6.5万人と言われているほどです。
■大崎エリアの住みやすさ
大崎エリアは娯楽施設はまだまだ少ないですが、再開発によって街の整備が進められた地域であるためにショッピングにも最適な大型複合商業施設も増えつつあります。
ホテルやオフィス、店舗などが建ち並んでいる駅直結の大崎ニューシティ、飲食店やスーパーやドラッグストアなどショッピング施設が集まるゲートシティプラザなどといった施設があるために生活にも便利でファミリーにとっても住みやすい環境が整いつつあるのです。
家賃相場は高いエリアになるので、タワーマンションに住まうファミリー世帯が多い地域でもあります。
駅西口寄りに戸建て住宅やマンションが並ぶ住宅街があり、ファミリー世帯や一人暮らしの方が多く暮らしています。
高給タワーマンションが多いのも駅西側のエリアです。
治安面は、駅から徒歩圏内には交番、警察署もありますので五反田に比べると治安は良いエリアと言えます。
さらには大崎の街は街灯が非常に多く設けられているのが特徴で夜も明るく、防犯カメラの設置もあるために昼夜問わず比較的安全に歩くことができます。
■五反田と大崎エリアの家賃相場
まず五反田エリアの家賃相場をご紹介しましょう。
五反田エリアの場合、1Rで8.6万円、1Kで9.3万円、1DKで13.5万円、1LDKで17.5万円、2LDKで24.5万円、3LDKで34.0万円になります。
一方の大崎エリアの場合、1R8.37万円、1Kが8.45万円、1DKが15.9万円、1LDKが13.2万円、2LDKが22.0万円、3LDKが31.35万円です。
五反田エリアも大崎エリアもさほど家賃に相違はありませんが、五反田エリアのほうが若干高めです。
しかしいずれも非常に家賃相場が高いエリアとなっています。
賃貸管理をするにあたって、近年は大崎も山手線沿いで成長が高いエリアとなっていますし、五反田も非常に人気のエリアですので相場より高めでも借り手がつくことでしょう。
比較的ファミリーや単身の方が多いので1Kや1DK、3LDK以上であれば相場より高めに設定しても借り手がつきやすいと考えられます。
ぜひ参考にしてください。
