【港区の賃貸経営】芝エリアの特徴や家賃相場

賃貸経営を検討しているとき、港区芝エリアはどんな街なのか、賃貸需要はあるのか、気になるものです。
投資価値があるか検討するために、港区芝エリアの特徴や家賃相場を見ていきましょう。

■港区の賃貸経営・賃貸管理を目指したい!芝エリアはどんな街?

港区芝エリアのランドマークといえば、芝公園に隣接する東京タワーです。
東京スカイツリーの誕生で今では電波塔としての役割を譲り、634mという日本一の鉄塔であるスカイツリーに高さでは圧倒的にかないませんが、その真っ赤な美しい姿は現在でも東京のシンボルとして君臨し続けています。
青空のもとにそびえる赤く美しい姿や夜にオレンジ色にライトアップされる姿に魅了される方は多く、スカイツリーに役割を譲った後も、国内外から多くの観光客が東京タワーを訪れています。
東京発展の象徴である東京タワーがあるエリアだけに、都会的なイメージがありますが、実は歴史を色濃く残すエリアでもあるのをご存知でしょうか。
徳川家康の霊廟がある増上寺があり、日々、多くの人が参拝に訪れています。
増上寺からは東京タワーが見えるので、増上寺の由緒あるお寺と高度成長期のシンボル的な存在である東京タワーの新旧の歴史的な建造物を1枚の写真に納めることも可能です。
芝エリアは増上寺の門前町として発展してきた歴史があり、東海道沿いに位置していたため、江戸時代も多くの旅人や商人などで賑わいを見せた街です。
明治時代に入り、神仏分離令によって増上寺から切り離された芝東照宮も現存しています。
また、芝エリアの北側にある芝公園は明治6年開園の日本でも最も古い公園の一つであり、春は桜の名所として、秋には紅葉の散策路として人気です。
芝エリアは増上寺や芝東照宮など江戸時代から続く由緒ある寺社をはじめ、都心の真ん中に豊かな自然を残す歴史ある芝公園、日本の近代化の象徴である東京タワーがそびえており、江戸から東京へと時代が変遷してきた歴史を同時に見ることができる希少なエリアです。
芝エリアの南側に位置する芝4丁目の辺りには、歴史的に名を残す松平家の屋敷が広がっていた歴史もあります。
現在では、高層ビルが建ち並ぶオフィス街へと変貌を遂げました。
歴史と自然と近代的なオフィスとが一つのエリアに同居し合い、門前町の歴史を彷彿させるようなバラエティー豊かな飲食店などが集まる商店街も残されており、都心にありながら、魅力的な暮らしが楽しめるエリアです。

■港区の賃貸経営・賃貸管理で抑えておきたい!芝エリアではどんな人が部屋を借りる?

港区芝エリアは東京タワーのお膝元であり、東京タワーが目の前に見える物件も少なくありません。
東京タワーが見える場所に住みたいというのは、都心で暮らす人の一つの夢や憧れでもあるので、眺望を重視する人が部屋を借りたいと考えるニーズがあります。
芝公園周辺をはじめ、増上寺の門前町だった場所に広がる芝大門エリアにもオフィス街が広がっているため、近隣のオフィスに勤務する一人暮らしの方などからの需要もあります。
地下鉄の芝公園駅や大門駅、少し足を伸ばせば羽田空港へつながるモノレールも利用できるJR浜松町駅もあり、都バスも走っているなど、交通アクセスも比較的便利な場所です。
芝公園の四季折々の自然と優美な東京タワー、歴史ある増上寺を自分の庭のように楽しめ、飲食店なども揃い、交通アクセスにも優れていることから、定年退職後のシニアがゆとりある都心での暮らしを楽しむために借りるケースもあります。
自然と歴史ある場所で都会暮らしができ、通勤や通学にも便利で、子育て環境も整っていることから、小さなお子様を持つ子育て中のファミリーからの需要もあります。

■港区の賃貸経営・賃貸管理で気になる!芝エリアの家賃相場は?

港区芝エリアの賃貸物件全体の家賃相場は14.8万円ほどです。
間取りに応じた家賃相場は、次のようになっています。
1R~1Kで11万円前後、1DK~2DKで18万円~19万円ほど、2LDK~3DKで35万円前後、3LDK~4DKで61万円前後が家賃相場です。
駅からの距離が近い物件が駅から離れた物件に比べて、家賃を高く設定できる点はほかのエリアと同様ですが、駅からの距離といった利便性とは関係なく、交通アクセスでの利便性にやや劣っても、東京タワーが部屋から見える眺望に優れた物件も、プレミア価値を付けることができ、家賃を高めに設定できます。
賃貸管理会社としても、空室を作らないよう、東京タワーが部屋から見えることを宣伝材料にして入居者を募集するケースは少なくありません。
不動産投資物件を選ぶ際には、中には下見を一切せず、自宅にいながら交渉をまとめる人も少なくありません。
地方在住の不動産投資家はその傾向が強く、実際に何も見ずに購入に踏み切り、後は賃貸管理会社に任せるだけの人もいます。
部屋から東京タワーが見えるかは実際に見て確認したいところですが、今の時代はデジカメやスマホで撮影した眺望写真を元に判断する方法も考えられます。