近年では、高層タワーマンションなど立ち並び、駅東側の工場跡地や旧国鉄用地などの敷地が再開発が進んできたため、街が綺麗に整備されてきたことで北千住に並ぶほど注目を集めている街です。
今回は南千住エリアの特徴や家賃相場についてご紹介しますので、賃貸管理の際にお役立てください。
■南千住の特徴
南千住は、東京都荒川区に位置しており、JR常磐線、東京メトロ日比谷線、首都圏新首都市鉄道つくばエクスプレスといった3路線が乗り入れている街であり、都内へのアクセスが抜群です。
これだけ複数の路線があるので混雑しそうなイメージがありますが、北千住駅で乗り換える乗客が多いため、南千住駅はそれほどの混雑なく乗車することができます。
上野駅までは乗り換えなしでわずか5分、秋葉原駅まで9分、東京駅まで15分、銀座駅まで22分、品川駅まで24分でアクセスできますので都内の東エリアに位置するオフィス街へのアクセスが良好な街です。
元々は東京の下町というイメージが非常に強い街ではあったのですが、2005年につくばエクスプレスが開通したことをきっかけとして再開発が進められてきたことから、現在では多くのタワーマンションやファミリー向けの高層マンションが増加しているエリアで近代的な印象を与えています。
国道よりも内側のエリアは交通量も少なめで古くからの住宅地もあり、落ち着いた雰囲気もあるので住みやすいです。
ショッピングモールも充実してきたことから、買い物環境も非常に優れている一方で、隅田川、そして自然があふれる公園もあり子育てには格好のスポットでもあるため、ファミリー層にとって住みやすい高層マンションが多く集まっていることから、若年層のファミリー世帯が多く入居されています街へと変化しつつあります。
隅田川沿いの汐入公園は、広場だけでなく大型遊具も併設されているために小学生くらいのこどもが日々元気に遊んでいる様子が窺えるほどファミリーに人気の公園となっています。
公園内でバーベキューを楽しむ姿も良く見られ週末は特に賑わいを見せているのです。
また、川沿いは遊歩道が整備されていることからウォーキングやランニングに訪れる方も多いですし、夏になると全国的にも有名な隅田川花火大会が催されるため大変な賑わいを見せます。
■買い物スポットが充実している南千住
駅近くには4階建ての大型商業施設BiVi南千住があり、買い物スポットとしてだけではなく、クリニックや美容院、スポーツジムなども入っており充実した時間を過ごすことができるスポットとして幅広い年代の方に多く利用されています。
このほか、大型スーパーが入ったLaLaテラス南千住やスーパー、ロイヤルホームセンターがあり、日常の買い物にはまず困ることがないのが魅力です。
ロイヤルホームセンターはここ数年で建設された比較的新しいホームセンターで施設内もきれいでおすすめです。
このほかにも昔ながらの商店街もありますが、近年大型商業施設が建てられたことからお店が閉まっているお店も多く見られるので、活気あふれるというよりは静かな商店街となっています。
駅周辺に買い物スポットが充実しているため、ほとんどの買い物は駅周辺ですべて済ませられるのが大きな魅力と言えるでしょう。
また、三徳南千住店は午後11時まで営業しているので帰宅時間が比較的遅めのサラリーマンにも便利な環境です。
■飲食店は大型商業施設に集中
飲食店はさほど多くない印象ですが、大型商業施設であるBiViとLaLaテラスの中に集まっているので、外食メインの方も困ることはありません。
また、お店も遅くまで営業しているお店もいくつかありますので帰宅が遅いサラリーマンも安心です。
駅ビルにも飲食チェーン店があります。
また駅ビルの中には転入・転出届や転居届の受付がされている南千住区民事務所が設けられているので、公的手続きも便利ですし、小児科、内科、耳鼻咽喉科などのクリニックがビルの中に集中してあるので万が一の際も安心です。
■南千住エリアの家賃相場とはどのくらい?
南千住エリアは十数年の間にどんどん高層マンションが建設されてきたため、かつてと比べると家賃相場は上昇しています。
南千住駅の家賃相場は、1Rで7.3万円、1Kで8.0万円、1DKで9.4万円、1LDKで11.7万円、2Kで10.0万円、2DKで11.6万円、2LDKで14.6万円、3Kで12.9万円、3DKで14.3万円、3LDKで17.3万円、4Kで16.2万円、4DKで18.1万円、4LDKで22.4万円、5K以上で25.2万円となっています。
区内でも大変人気の公園もあって子育て環境も整っており、ファミリー向け物件が豊富になっている南千住エリアは、ファミリー向けの築年数浅めの物件であればニーズも高いです。
そのため、賃貸経営においてファミリー向けの物件であれば高めの家賃設定をされても良いでしょう。