間取りを変える

部屋数よりも開放感重視のリフォーム

一人暮らしの方にとって、2Kの間取りと1Kの間取りのどちらの方が魅力的でしょうか。ただ部屋数を聞くと、2Kのほうが、部屋が多くて良いように感じられるかもしれません。

しかし、2Kの部屋と1Kの部屋の全体的な広さが同じ場合ならいかがでしょう。4.5帖と6帖の洋室があるよりも、10.5帖の洋室があるほうが、開放感が感じられるのではありませんか。収納スペースも、場所を変えたり、部屋の大きさはそのままにダブルクローゼットにするなど変えることによって収納量が増えるでしょう。

見ためにもおしゃれな感じが出るので、お客様の目を引き、空室対策になるはずです。リフォームをするときには、いったいどんな入居者を想定して部屋づくりをするのかということがとても大切なポイントになります。

この記事でご紹介したのは、単身者用の部屋のリノベーションです。一人暮らしの方にとって、複数の部屋を使い分けるよりも、広々とした部屋に住むことができたほうが、ホッと落ち着くことができるでしょう。

部屋数にこだわらず、そこに住む方が居心地の良さを感じられるリノベーションをすることが大切です。

今のライフスタイルにぴったりな間取りに変身

築年数が増えてくると、どうしても部屋の雰囲気が今の時代とマッチングしない場合があります。そのような時は、今のライフスタイルにぴったりな間取りに変えましょう。

例えば、和室が2部屋ある2LDKの部屋を例にとってみます。玄関からDKに入り、ひとつめの和室に入り、次の和室に入ることができるような間取りです。

DKと和室、和室と和室の間に仕切りがあるので、少々空間が狭く感じられるかもしれませんね。そのため、和室とDK、和室と和室の壁を取り払い、和室をすべてフローリングにします。

取り払った壁の代わりに仕切りを設置することで、簡単に部屋の開閉をすることができるようにします。すると、入居者の方の好みで2LDKの部屋を1Rや1K、2K、1LDKといった間取りに変えることができるようになるのです。間仕切りを開くだけで開放感あふれる部屋になります。

現代のライフスタイルを考えると、入居者が自分流にカスタマイズできる部屋というのも人気の部屋のひとつではないでしょうか。

時流を読んで入居者が好む部屋にリノベーションすることで、空室対策にもつながるでしょう。