駐車場の確保
物件の部屋数よりも駐車可能台数の方が少ないということはよくあります。
基本的には多くの物件で駐車場を一緒に借りる人の方が少ないことが多いからなのですが、分譲マンションなどでは部屋数と同じ台数を確保していることが大きく宣伝されるように、ファミリー向けの物件の場合、駐車場の確保は契約に係わってくることがあります。
周辺に常に空いているような月極駐車場があればまだ良いと思いますが、駐車場だけ他の管理会社に別に契約に行く必要などの手間がかかってしまいますし、同じような条件であれば駐車場のある物件を選ばれる可能性は高いです。
交通の便が良い都心部など、車の所有率が低い場所では問題ないと思いますが、郊外や地方などでは車がないと不便な場所も多くあります。
一家に1台ではなく2台や3台の家庭もあるようですので、場所によっては駐車場の不足も問題となる可能性が出てきます。
所有している賃貸物件の駐車場が満車になっても、空室がまだ数室あった場合に、空室の募集に合わせて近くの駐車場を家主さん自らが数台借りて部屋と一緒に貸すという例がありました。
物件と近所の駐車場の管理会社が異なっていたためでもありますが、入居希望者の契約の手間を省くため、駐車場を事前に確保するために家主さんがサービスの一環として行われていました。
契約が決まらない間は出費が重なることにもなりますし、一般的な駐車場では契約時に駐車する車両を伝えないといけないため、契約が決まり次第、駐車場の管理会社へ知らせるということも必要です。
レンタルサービス
ファミリー物件は件数あたりの家賃も高いので、駐車場がないリスクを減らして契約に結び付けるサービスを考えて行われていたのだと思います。
入居者にとっては契約の手間も省け、家賃と駐車場使用料の支払い先が一か所で済むためよいサービスだったのではないかと思います。
他に家具家電のプレゼントやレンタルサービスというものもあります。
家具家電付きの賃貸物件もありますが、契約時に必要なものを1点プレゼントするものや、必要なものだけレンタルするという形です。
プレゼントやレンタルにすることで最初から設備として設置している場合よりも毎月の家賃を下げることができると思います。
入居者としても必要なものだけのレンタル料を払う方が安く感じることができるのではないでしょうか。
プレゼントは家主さんがされることが多いですが、レンタルの場合、ある程度の用意が必要ですので、空室対策として管理会社が行うことが多いと思います。