千代田区は、23区の中でも子育て支援が充実したエリアで人気を呼んでいます。
妊娠20週以降になる45,000円の誕生準備手当が支給されたり、ほかの自治体では中学生までのところが多い医療費助成も高校生までとされたりと子育て世帯が住み良い環境を整備されています。
今回は今注目の千代田区の中でも特に人気の高い秋葉原と神田エリアについてご紹介していきますので、賃貸経営のご参考にしてください。
■神田エリアの特徴
千代田区の神田エリアは、かつて職人や町人で賑わった下町であり、古い街並みが印象的な街でしたが、今では再開発が進み近代的なオフィス街としての顔で注目されているエリアです。
霞ヶ関や丸の内に近いエリアであることもあり、大企業の本社が多く置かれています。
ビジネスマンの多い街であることから、駅周辺は新橋同様居酒屋やバーが軒を連ねているため、少々治安は良くない印象です。
神田駅はJR山手線、中央線、京浜東北線、東京メトロ銀座線が通っており、乗り換えなしで東京駅までわずか2分程度、さらに新宿駅まで12分、渋谷駅と池袋駅まで22分程度と非常に交通の利便性が優れている街です。
神田駅周辺にはスーパーが少なめであるため、日常生活の買い物の少々不便に感じるかもしれませんが、東京駅が近いために東京駅まで足を伸ばせば買い物に困ることはないでしょう。
一方で、飲食店や居酒屋が非常に多い街ですので、外食メインとして暮らしている方や外食好きな方にとっては、暮らしやすい街となっています。
■秋葉原エリアの特徴
秋葉原は国会議事堂のある霞ヶ関などといった国の主要政府機関が集中するエリアとは離れた立地にあり、印象も相反したイメージがあります。
電気街として、ゲームやパソコン、フィギュアのお店が豊富にあるために、オタクが集まる街としても人気の高いエリアになっているため、国内外からも多くの観光客が押し寄せるエリアで昼夜問わず活気のある街です。
電気の街であるが故、電化製品の買い物はもちろんのことですが、このほかにも大型書店やドン・キホーテなどもあるために日常生活に必要なものはすべて揃えることができる買い物に便利な街となっています。
ただし、スーパーはあるものの、数は少ないのが少々難点で、さらには成城石井のような高級スーパーが目立つ印象ですので、秋葉原では物価が高い印象を受けるでしょう。
交通面は優れており、秋葉原駅にはJR山手線、京浜東北線、総武線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが通っており、乗り換えなしで東京駅までわずか4分、新宿駅まで17分、池袋駅まで11分、品川駅まで16分、六本木駅まで22分、渋谷駅まで30分でアクセスできます。
娯楽面と交通面では優れていますので賑やかな環境が好きで、交通アクセスの利便性を求める方にとって住みやすい街と言えるでしょう。
エリアには居酒屋が豊富にあるので酔っ払いも多く、少々治安の悪さは目立ちます。
電気街は夜にはほとんどの店が閉まるので、夜でも暗い印象があります。
ただし、この電気街を抜けると治安が比較的良いと言われる閑静な住宅街がありますので、女性の一人暮らしや子育て世帯にも安心です。
飲食店は多く、観光客も多く人の出入りが非常に激しいために、単身者が多い印象の街です。
■神田・秋葉原エリアの家賃相場とは
まず、神田エリアについてですが、秋葉原と比べても東京駅などもアクセスが非常に便利な立地であるために、家賃相場が高めに設定されています。
単身者向けの物件が多く、単身者に人気の集まる街ですから1Kなどといった単身者向け物件は家賃相場より高めに設定されても良いでしょう。
神田エリアの家賃相場は、1Rで12.5万円、1Kで11.7万円、1DKで15.9万円、1LDKで19.5万円、2Kで12.5万円、2DKで19.5万円、2LDKで27.5万円、3DKで20.5万円、3LDKで45万円となっています。
秋葉原エリアの家賃相場は、1Rで10.8万円、1Kで11.8万円、1DKで15.1万円、1LDKで19.1万円、2Kで14.1万円、2DKで19万円、2LDKで24.5万円、3Kで14万円、3DKで15.4万円、3LDKで33.1万円、4LDKで30万円です。
秋葉原エリアも神田エリア同様に交通アクセスが非常に優れた立地になるために、家賃相場は高めです。
特に単身者向けの物件価格が神田エリア同様10万円以上もして高い印象があるのではないでしょうか。
設備の整ったエリアであれば、相場同等か相場よりある程度高めでも借り手が付く可能性が高くなるでしょう。
オタクと呼ばれるアニメ好きな方やアイドル好きな方、コスプレ好きな方にとって、まさにメッカともなっている秋葉原ですから、一部のコアなファンにとっては家賃がいくら高くとも秋葉原に住みたいという方はいらっしゃいます。
ぜひ賃貸管理の際にご参考になさってください。