修理業者を選ぶ際に気をつけたいこと

修理の際の業者手配

賃貸物件で何らかの不具合が出て修理などが必要な場合、管理会社が管理をしている場合は管理会社へ連絡が入り家主さんへ報告します。

管理会社は部屋と状況、修理の費用などを家主さんへ報告し、了承を得て管理会社が修理などの手配をすることが多いと思います。また、家主さんへの連絡が付かない場合や夜間などの対応、急いで修理が必要な場合などが想定されるため、ある程度の金額の修理までは事後承諾で手配が可能ということを管理契約の際に家主さんは了承していることがほとんどだと思います。

管理会社は管理契約に則って修理の際に業者を手配することになります。管理会社の規模にもよりますが、住宅には多種多様の設備がありますので、すべての修理を管理会社が直接行うということはあまりありません。

多くの管理会社は系列のグループ会社や下請け業者などに依頼をします。急ぎの修理が必要な際に対応できないとクレームを大きくしトラブルになる可能性もあるので、同じ業種でも1社だけではなく数社と取引をしていることも多いようです。

トラブル防止のために

入居者から連絡を受け、業者を手配するまで何度となく報告や連絡の手間がかかりますが、これも管理業務の一つなので手配料などの名目で費用請求することはまずありません。

自社やグループ会社で修理が出来る場合は修理代が入りますし、下請け業者などを利用する場合は管理会社経由で請求することで若干の手数料を乗せて請求する場合はあります。

業者から直接の請求の場合は紹介料などが入る場合もあるようです。ですが、現在はネットなどである程度の価格が調べられますし、価格競争が激しいものは価格の比較も簡単にできるので、家主さんの信用を失うような請求をすることは難しいと思います。

特に、壊れた時には交換になることが多いものにエアコンがあります。エアコンの価格はテレビCMでも見ますし、新聞の折り込みチラシにもよく掲載されていてよく目にすると思います。金額がどうしても安い方が良いということで、自ら量販店などで手配をされる家主さんもいらっしゃいます。家主さんへ金額の連絡をした際に、あきらかに高いと思われるような金額を提示してしまうと理由を聞かれるし、安いところがあるのにと不信感が出てきてしまいます。管

理会社の力がないのか、利益を上乗せしているのではないかと思われてしまう可能性もあります。

賃貸管理では修理に時間がかかってしまうと入居者トラブルにつながることもありますので、家主さんとしては高すぎる請求をされた場合は考えることも必要でしょうが、ある程度の価格であれば入居者トラブルの防止を優先した方が利益につながるのではないでしょうか。