分譲マンション

マンション管理とは

物件の管理というと、賃貸管理の他にマンション管理という言葉を見たり聞いたりすることがあると思います。賃貸マンションの管理はどちらなのかと思うかもしれませんが、マンション管理と言われるものは分譲マンションの施設管理をすることで、マンションの管理組合より依頼されて行うものになります。

賃貸マンションには管理組合がありませんし、普通は家主さんが一人ですので、家主さんより依頼されて行うのが賃貸管理ということになります。

どちらも不動産会社が行いますが、賃貸管理は不動産取引業の免許を所持し、賃貸管理業を登記しておけば行うことができるのですが、マンション管理の場合はさらに管理業務主任者の資格を所持した人が在籍し、マンション管理業を国土交通省に届け登録しなければなりません。

宅地建物取引主任者よりも管理業務主任者の資格を所持している人は少ないので、賃貸管理を行っている不動産会社よりもマンション管理を行える不動産会社の方が数は少なくなります。

分譲マンションを借りる

分譲マンションを賃貸で貸す方、借りる方がいらっしゃると思います。

貸す側が分譲マンションの管理会社へ連絡するのはもちろんですが、借りる側としても賃貸管理の管理会社とのやりとりに加え、入居前に分譲マンションの管理組合へ書類を提出する必要があるところが多いですし、管理組合が決めたことには従う必要も出てきます。マンション管理の管理会社とのやり取りすることも出てきます。

物件によっては水道料など個人負担になる費用を管理組合が徴収していることもありますので、水道料などの支払先が管理組合という場合もあります。

自分で住むとためではなく、投資の目的で分譲マンションを購入する方も増えていますが、分譲マンションの場合、賃貸管理をどこにまかせるかということは管理組合で規約がない限り、所有者の自由です。ですが、マンション管理の管理会社が賃貸管理も行っているという例は多いです。

賃貸人と賃借人のどちらの立場でも分譲マンションの管理と賃貸管理が同じ不動産会社の場合、話が早く手続きが面倒にならないという利点はあるのかもしれません。

分譲マンションの管理組合は基本的には所有者が組合員ということになるため、以前は賃貸で入居している人に負担のかかるようなことはあまり見られなかったのですが、分譲マンションに賃貸で入居している人が多くなってきている場合、内容によっては賃借人にも参加してもらうことを決めたりすることも出てきているようです。