家賃回収方法
賃貸物件に住む場合必ず毎月家賃を支払う必要があります。現在は管理会社による管理が多く、家賃を直接家主さんのところへ持って行っているという方は本当に極々一部ではないでしょうか。
家主直接管理でも多くは振込だと思いますが、管理会社での家賃回収方法は会社によって様々な方法が採られています。まずは管理会社への振込、そして指定した口座からの引落で、借手が企業などでない場合は引落が条件となっていることも多いです。
引落は振込の手間もなく借手にとっても便利なので、契約時に支払い方法で引落を拒否する方あまりいないと思います。借手側から見ると口座振替という一つの支払い方法ですが、管理会社側の処理では口座振替の場合、すべての管理会社が同じ方法と処理をしているわけではありません。
通常であれば、管理会社は毎月口座振替してほしい金額のデータを銀行の指定されたフォーマットで作成し、決められた期日までに提出します。銀行はデータに基づき振替指定日に指定された各顧客の口座から引落をして、振替出来た合計金額から手数料を差し引いたところで管理会社の口座へ振り込みし、結果のデータを管理会社へ渡します。
ですが、現在はカード会社や家賃回収専門の会社が間に入っていることが多くなっていて、管理会社は銀行へデータを送るのではなく、カード会社や家賃回収業者へ送ることも多くなっています。
滞納時の対応
もちろん銀行と同じデータではなくそれぞれに合わせたデータを作成することになるので、家賃回収のために間に専門の会社が多くなれば多くなるほど管理会社の仕事は増えることになります。
なぜ、仕事が増えるのにカード会社や家賃回収業者などを間に挟むことが多くなったのかというと、家賃が引落出来なかった場合、滞納された場合の処理や手続きがあります。家賃が引落出来なかったり、予告期日までに支払いがなかったりした場合に依頼する保証会社もあります。
現在利用の増えているカード会社や家賃回収専門業者は最初の口座振替時から処理を行い滞納時も家賃回収する前提なので、契約者の口座から引落が出来なくても、管理会社が作成した家賃請求のデータの金額を管理会社へ振込するため、管理会社としては滞納時の対応をする必要が全くないというメリットがあるのです。
家主としては、管理会社がしっかりと家賃を回収出来るかどうかが決め手の一つになると思いますので、管理会社の家賃の回収方法がどのようなものか一度確認されることをお勧めします。